小物語

思ったことを無責任につらつらと。

だから僕らはまた息をした(Sincere Grace 考察編)

どうも、さなぎです。

 

最初に言っておくと、今回は過去最長の考察ブログになっています。しかも、(おそらく)前後編の2部構成です。

ただ、内容自体は本当に良く書けたという自負がありますし、ファン全員に読んでもらいたい!と本気で思っています。

お時間がある時に、少しずつ読んでいただけたら嬉しいです。(考察興味ない方々はあとがきだけでも……)

 

もくじ

まえがき

このブログでは主にDIALOGUE+1stアルバム

DIALOGUE+1」に収録されている

 

「01. Sincere Grace」(前編)

「12. 透明できれい」(後編)

 

の2曲について言及していきます。

所々で、僕が過去に書いた考察ブログの内容を引用しますので、先に読んでおくと良いです。

※読んでいなくても分かるようには書きます。

以下リンクだよ〜〜ん

sanauti8910.hatenablog.com

sanauti8910.hatenablog.com

 

1. 関係性

まず、この2曲の立ち位置関係性について考えていきましょう。

 

今回のアルバムは、最後が「はじめてのかくめい!2021」となっていますが、

ZOOM放送でボーナストラック的な発言もあったことから、直前の「透明できれい」が実質的なラスト曲であることが分かります。

 

そうなった時に、やはり気になるのは、この2曲の親和性です。

 

というのも、声優アーティストの1stアルバムにおいて、最初と最後の曲をセットで扱うというのは稀に見る手法ですよね。

 

DIALOGUE+と同じレーベルだと

内田真礼1stアルバム「PENKI」

「Hello, 1st contact!」(作詞・作曲 田淵智也)

「Hello, future contact!」(作詞・作曲 田淵智也)

が挙げられます。

 

また、曲名に注目した時「Sincere Grace」は

偽りのない美しさ

と直訳出来るので、もうこの時点でなんとなく

透明できれい

と類似していることは分かりますよね。

ということで

この2曲がリンクしているのではないか…?

という考えのもと、それぞれの中身を見ていきましょう。

 

2. 「Sincere Grace」

1曲目の「Sincere Grace」を見ていきます。

 

まず、この曲を初めて聴いた時の個人的な感想として

オーケストラを観にいこう / UNISON SQUARE GARDEN

に進行が似ているなと感じました。

リンク:‎UNISON SQUARE GARDENの"オーケストラを観にいこう"をApple Musicで

歌詞のド頭で温度について述べている部分は共通していますし、全体的な"一緒に行こう感"や、サビの「〜だ↑ってこと↓」がモロです。

 

同じマインドの曲を書く時にメロディが似るのはあるあるだと思うので、今回の「Sincere Grace」も"どこかに一緒に行く"という要素が含まれていることが、この段階で予想できました。

 

さてさて、そんな感じで歌詞を見ていきます。

 

section 01

踏み出した足に理由をつける36度

この温度は僕の鼓動だ

聞こえてるよ そうやって始まれ

昨今、何かと"体温"を気にする時代ですが、それによって"体温"自分の存在を証明する一つの要素に思えます。

いやぁ、大変な時代になってしまいましたね。

 

そして「温度」「鼓動」ときたら、思い浮かぶのはやはり、みんな大好き「あやふわアスタリスク」の

切ない胸の温度は まだ あやふわふや

でしょう。

ここで、あやふやな要素に「温度」というフレーズを持ってきていることからも、さっき述べた"体温"自分の存在を証明する一つの要素である理由の後押しになっています。

 

つまりざっくりいうと

温度=自分の存在

みたいなものですね。

 

そして、その温度が今回は「あやふや」→「36度」に確定している。

あやふやだった自分の存在や意思が確固たるものになったと捉えることが出来ます。

 

「鼓動」についても、実は「おもいでしりとり」で考察済みでして……

どこにいたってこの胸にいるよ けどまだ儚い矢印

(鼓動)は自分の内面的な部分を表し、そこから伸びる矢印は自分の意思決定要素(人生のレール)のように見えます。ただ、ここも「おもいでしりとり」の時点では儚いままでした。

 

以上のことを踏まえて、歌詞を訳すと

その温度(確固たる意思)は僕の鼓動(人生のレール)だ

となります!!!

つまり、

自分の道が確定した

ってことですよね!!

 

そうなると、最初のフレーズ

踏み出した足に 理由をつける36度

が、足を踏み出すというチャレンジ精神肯定する意思みたいな感じで、上手く解釈出来ます。(要は1行目と2行目で同じこと言ってる)

 

つまり、最初の2行だけで

彼女たちの成長が感じられる!!!

ということです。

 

聞こえてるよ

進むべきレールを判断しているのは鼓動のため、目に見えるのではなく「聞こえる」と表現しており、自分の鼓動が「ワクワク」だったり「ドキドキ」する方に進め!という、いかにもDIALOGUE+らしいレールの決定方法ですね。

 

また、これが自分では制御できない部分であることの表現として

そうやって始まれ

と少し命令口調の他人事っぽく続くのがめちゃくちゃ良い……!!

後に出てくる「輝きになれ」「寄り添え」などもそうですね。このやり方、昔から好きです。

 

はい。。こんな感じで1セクション終わりました。えー、お察しの通り、1単語ずつ考察していきますので、物好き以外は強調されたところを中心に読んでくださいね。

(ほとんどのセクションに纏めを付けました!)

 

section 02

感情曲線は大丈夫だ ちゃんと上を向いた

足跡は続く 未来へと確信へと愛情へと

そうやって広がっていく光の粒

感情曲線は小説など(物語)のプロットに使われる図ですが、「おもしでしりとり」の

物語を紐解いていけ

のように、ここも彼女たちの進む道感情曲線に言い換えているように見えます。

 

そして足跡なんですが、最初の歌詞の「踏み出した足」から推測するに、これまで「踏み出してきた足の」と捉えるのが自然ですよね。

つまり、これまでのチャレンジを指しています。

そう考えたときに、次の

未来、確信、愛情

これまでのチャレンジを表していると思われます。

上記の言葉と"これまで"を照らし合わせると

 

「デビュー」〜「ぼくらは素敵だ」まで

桜が舞った並木道 僕らの未来はどんな色?

が、まだ見ぬ未来

 

「人生イージー?」〜「あやふわアスタリスク」まで

形になるまでよろしく あやふわ

が、未知から確信

 

そこから「おもいでしりとり」まで

星に願いを できるだけ

が、愛情。(おもいでしりとりブログでは、モロこの曲が愛をテーマにしていると考察しました)

 

これまでの曲で見事に3つの言葉に対して、挑戦をしています。

つまり、この3つのポジションに向かうために彼女たちは進んできたんですね。

 

そして挑戦してきた道のりには、彼女たちの足跡…………かと思いきや「光の粒」。

 

……はい。

僕の考察ブログ読者ならもうお分かりかと思いますが、今まで何度も出てきた

「DIALOGUE+メンバーが星である」

という理論に乗っ取ると、

 

星の足跡彗星(光の粒)

 

になっているのではないでしょうか。

歌詞の文脈から見ても足跡=光の粒は明らかですしね。

 

もうこの星理論は3rd、4th、今回と来てるのでほぼ確定だと思います。

 

ついでに超最高な内山さんのソロ

輝きになれ

は、今まで残してきた光の粒(チャレンジ)が輝け(報われろ)

という意味かなぁと思ってます。

 

ということで、纏めると

ここは今までの回想シーン(挑戦の軌跡)

ですかね。

次、、、やっとサビだ!!!!

 

section 03

星空と見間違うほどの綺麗な連鎖が

僕らを手招いている 見えるかな

君に知って欲しい そしたら一緒に行こうよ

サビ前半です。

先ほど述べたように、彼女たちを星に見立てることで、その繋がりが星空に見えるという表現ですね。

そしてここで、連鎖が重要なキーワードになってきます。

繋がるという表現は過去に何度も出ていて、「ぼくらは素敵だ」では

一人でも欠けちゃったら嫌だから心を繋げ

「おもいでしりとり」では

言葉を繋いで答えになれ

などですね。

 

……ところで、この2点に違和感を感じませんか???

 

これ、どちらも命令口調なんです。

 

つまり、これらの「繋がる」という行動は、当時の彼女たちに与えられていた課題だと考えることができます。

 

それを踏まえて、今回はどうでしょうか??

 

歌詞を見ると、今までの課題であった「連鎖」が完成し、「僕らを手招いている」となっています。

 

本来、連鎖するのは僕ら(メンバー同士)だと思うので、ここはメタ的な表現になっていますね。

その理由は、課題をクリアしたことにより

繋がること=連鎖

から脱却したと考えられます。

 

これについて、詳しくは後編で書くことになりますが、実際「透明できれい」の歌詞には、一切「繋がる」という表現が出てきません。

↑気付くの凄くない?

 

そして、この課題クリア「君に知って欲しい。」と続いていきます。

 

超超個人的に、次の「そしたら」がかなり重要だと思ってて、多分ここに注目するの全人類で僕だけだと思うのですが、実はこの単語って以前考察したことがあるんですよ!!!

 

…まあ正確には「ならば」なんですけどね。

えっと……

お人好しカメレオン / UNISON SQUARE GARDEN

という歴史的大名曲がありまして…

・登場人物が「君」と「僕」

・サビで「だから」や「ならば」が用いられる

・「遊びに行こう」や「手を掴む」などのファンを巻き込むフレーズ

などなど、この曲と類似した部分が多く存在します。

 

この曲の考察ブログでは、「君」と「僕」の繋がりついて考えているのですが、二人が繋がるには何かアクションを起こす必要があったんですね。

 

それを今回に当てはまると、「そしたら」の手前に書かれている「君に知って欲しい。」だと考えられます。

 

では、ここで何を知って欲しいのか…というと、一つは連鎖(これまでの軌跡)でしょう。

他にあるとするなら、音楽やライブの楽しさ努力の大切さなど、彼女たちのこれまでの活動から得られた感動は沢山あります。

 

つまり

課題をクリアしてきた彼女たちの軌跡をファンが認識すること

が次のステージへのトリガーになると考えました。

要はファンが過去を理解するってことですね。

 

一緒に行こうよ

に関しては、次のステージへ行く」というそのままの意味で良いと思いますが、後でもう少し詳しく書きます。

 

はい。

この時点で、なんとなく「Sincere Grace」の役割が分かってきたのではないでしょうか。

簡単に言うと

これまでこれからを分けるターニングポイント

みたいな感じでしょうか。

そして、過去未来を分けるものってなんだっけ……"今"でしょ!!!(え?)

 

section 04

どんな時も忘れないでいたいな

この今が宝物だってこと

ずっと笑っていたいから

Sincere Grace for me

前フリ通り、の話題が出てきましたね。

 

「宝物」といえば「ぼくらは素敵だ」の

きっとこの絆は宝物になるから

が思い浮かびますが、この予言の通り、連鎖となり、強固なものとなりました。

絆=今

の関係性が成り立つことから、今回のアルバムで連鎖が完成したことの裏付けにもなってます。

 

ということで、これ以前の「人生イージー?」と「あやふわアスタリスク」で散々「今」という単語を用いたのは、絆を深めるための課題だったということで間違いなさそうです。

 

いやぁ、あやふわアスタリスク考察ブログで「イントロとアウトロの"今"が絡むセリフは"彼からの宿題"だ」って書いてたの的中しましたね〜〜〜!!!気持ちいい〜〜〜!!!!

 

さて、次の

ずっと笑っていたいから

ですが、ここも「ぼくらは素敵だ」の

隣に寄り添ったら笑えるまで一緒にいるよ

がモロですよね。

隣に寄り添う = 連鎖

が完成しているから、今はもう既に笑えている

だから、これからも「ずっと笑っていたい」という進行形の表現になってますね。

 

Sincere Grace for me

冒頭にも書きましたが、「Sincere Grace」は宝物のようなニュアンスを感じることから

絆が強く結ばれた今

といった意味が含まれている気がします。

 

つまり、この1サビは今までの試練を乗り越えた彼女たちの

"今"(強い絆)の大切さとこれから

を歌ってますね。

 

さてさて……ようやく1番が終わりました。

全体的な方向性が掴めたので、これ以降は少しザックリと捉えていきます!

 

section 05

ふいによぎって 踵返す180度

ため息とか自己嫌悪とかも

見逃しちゃいけない 寄り添え

温度から角度へ変換する上手ぶった表現が逆にダサくて良いですよね。

 

そして「ぼくらは素敵だ」では

振り返るのは後回しだよ

と、後悔はせず、とにかく前に進むことだけ考えてきた彼女たちに対して、今度は「寄り添え」と新たな課題(先程の"命令口調"理論)を出しています。

少し大人への成長を感じさせますね。

 

新しい課題を出現したことから、これ以降は

今後の方向性

を書いているのではないでしょうか。

 

section 06

手を貸そうよ 何気なく支えようよ

弱音はそこまで 未来へと確信へと愛情へと

進んでいくんだから諦めるな

で、出た〜〜〜〜〜!!!!!!!

 

手を貸す、手を伸ばす、手を差し出す、手を握る、手を掴む、手を離す、手を振る、ハイタッチetc……

 

ここでやっと、手になんかするの大好きおじさんが登場しています。

 

今までのDIALOGUE+楽曲では、まだあまり出てこなかったと思うので、良く知らない方の為に説明すると、これは

UNISON SQUARE GARDENやその他の提供先ではよく見られる表現なんですね。

 

そして、手を握る系に関しては

誰かと関係を結ぶ

意図がよく組み込まれています。

 

2サビで「手を伸ばす」という表現が出ますが、そちらもモロですね。(後で詳しく)

 

初めて聴いた時も、ここの「手を……」でビクッ!となった記憶があります笑

 

「助け合おうよ」などの表現ではなく、「を貸そうよ」にすることで、メンバー内で絆の結ばれた証が含まれているように感じました。

 

そして、section 02で考察した3つのポジション

進んでいくんだから

と言っているので、やはりまだ辿り着いてはおらず、そこを目標に進んできた(軌跡がある)というのは間違いなさそうですね。

 

はい、このままの流れで次も見ていきます。

 

section 07

浮かび上がる最終目的地は…まだ内緒だ!

 

見ててね

ここはですね……

超個人的にビビった場所でして、、、

 

実は今年の5月ごろに僕が書いたブログで「彼女たちの完成形ってなんだろう」って軽く考えたことがあるんですね。(ブログ自体は日記みたいなやつなので読まなくていいです。)

 

当時は既に「あやふわアスタリスク」も「おもいでしりとり」も考察をし切った後だったので、彼女たちのこの先が気になるマインドになってたんです。

 

だから僕にとって、その答えが楽曲を通して返ってきた感じがしたんですよ。

 

ここまで彼女たちの目先のことを書いてきた彼が少しずつ未来に目を向ける中で、最後を意識する時期ってそろそろな気がしていて。

(※終わりが近いというわけではなく、そのアーティストの終わりを考える表現は彼の十八番なんです)

 

そしたら見事に触れてきて、聴いた時のニヤけといったらねぇ……

いやぁ…なんかもう完全にマインドをトレースした気がして……(慢心)

 

あれ……?考察してない…?

 

えーと、恐らく手前で3つのポジションをチラつかせて、「じゃあそこに到達したらどうするの?」っていう流れのフレーズだとは思っていますね。

 

section 05で考察した通り、

2番以降、未来に目を向けていることは間違いなさそうです。

 

section 08

幸せで素敵すぎる世界を

僕らが作りに行く わかるかな

君に知って欲しい おいでよって手を伸ばした

素敵すぎるって表現良いですよね。

「ぼくらは素敵だ」の時も「ちゃんと素敵だ」と言っていたのに、それを超越した世界って一体どうなるんでしょう。

 

んで、次の

わかるかな

ってヤバイの分かります!!?…わかるかな。

 

とりあえず、その後を見てみましょう。

君に知って欲しい おいでよって手を伸ばした

section 06で考察したかと思いますが、手を伸ばすという表現には

彼女たち→ファン

に向けて深い関係を築こうとしている意味が含まれています。

 

つまり、「手を伸ばす」手前で君(ファン)に対して

あることを「知って欲しい」→その後、深い関係を築こうよ。

と言ってるんですね。(section 03の考察も踏まえています)

あることはもちろん、更に手前の「わかるかな」で述べられた内容であり、それは

幸せで素敵すぎる世界を

僕らが作りに行く

ということです。

 

…ややこしくなってきたので、纏めますね。

 

幸せで素敵すぎる世界を作りに行きたい。

その為には、君にある事を知って欲しい。

そして、君と深い関係を築きたい。

 

ここまで、全く君の行動は出てきません。

つまり、彼女たちが手を伸ばした行為に対して、まだ手を取っていない状況なんですね。

 

何故か。

 

手を取る理由を知らないから。

 

こう考えるのが妥当ではないでしょうか。

 

思い返すと、1サビの「そしたら一緒に行こうよ」と2サビの「おいでよって手伸ばした」はどちらも勧誘でしかないんです。

 

はい。

ここで、この先の未来がハッキリしましたね。

 

君(ファン)と深い関係を築くことが次のステージへと繋がっていて、君(ファン)はそれを自覚して、自らその手を取らなければならない。

 

「見えるかな」「わかるかな」と言っていたのは、いつも全力のパフォーマンスで示してきた彼女たちのメッセージをファンが汲み取って、その手を取ってくれるかどうか

 

委ねている表現な気がしました。

 

彼女たちからすると、どうすれば君に分かってもらえるのかが気になるところですが

どうしようもないくらい好きになってね

違う 僕たちがさせなきゃ

どうやったらいいかな 悩んでるより

やってみよう それが一番いいはずだ

……はい。繋がりますね。

後編も頑張って書くので、読んでいただけると嬉しいです。

 

section 09

どんな時も先を目指してたいな

つまりここはゴールじゃないってこと

ずっと描いていたいから

Sincere Grace for me

section 07でも書きましたが、ここが今現在、彼女たちの本質ですね。

 

「どんな時も」というのは、言い換えると今の積み重ねだと捉えることが出来ます。

今この瞬間から、いつ・どんな瞬間を切り取っても、先を目指す存在であること。

 

だから、ここ(今)がゴールになることはない。

 

これを踏まえてsection 04の考察と合わせると

 

決してゴールではない、絆が強く結ばれた"宝物"の今

 

これが

Sincere Grace

というタイトルに含まれた意味の一部なんじゃないですかね〜〜〜(意味深)

 

そして、この今が積み重なっていく上で、次のステージに行く為には、我々ファンの深い理解(マインドの一致)が必要になってくるということです!!!

 

…ちなみに、この物理的ではない、精神的な理解というのは、以前僕が行った「共鳴レゾンデートル/内田真礼」の考察でも出てきた話なので、最近の流行りなのかなと思ってます(?)

 

 

ということで、歌詞考察……おしまいです!!!!

 

各章の末尾に纏め文みたいなものを書いてるので、それさえ把握して頂ければ、なんとなく僕が書きたかったことは伝わると思います!!!

 

そして

後編の「透明できれい」については、また暫くお待ち頂ければと…………

実はまだ考える部分も多く、、、恐らく1ヶ月ぐらいはかかるかと思います……(その前に力尽きる可能性が大いにありますが)

気楽に「上がったら読んでやってもいいよ」ぐらいのスタンスで記憶の片隅に置いといてください。

 

さて、このあとは「あとがき」になります。

あとがき①

あとがき②

と、ありまして……(まだそんな書くの?)

①がこのブログを書いた感想。

②が最近のDIALOGUE+についての個人的な感想。

となっています。

①は一般向けですが、②は人によっては少しネガティブ(?)な内容になるので、興味がある方だけお付き合いください。

 

以上、ここまでお読みいただき本当に本当にありがとうございました!!!!!!!!

 

感想や拡散も良かったらよろしくお願いいたします!!

 

 

あとがき①

はい。

まずは、この本当に本当に長いブログを読んでいただきありがとうございます。

 

僕のこれまでの人生はUNISON SQUARE GARDENと共にあったわけなのですが、そこに彗星の如く現れた彼女たちが加わったことで、日々の生活が更に色濃いものとなりました。

 

この「Sincere Grace」という曲には、それこそ宝箱のように素敵な言葉たちが散りばめられていて、彼のマインドを理解した(つもりの)僕にとっては、他人よりも沢山のメッセージを感じとることが出来たと自負しています。

(勿論、僕の考えが全て正解だとは思っていません)

 

彼女たちがこの先どういう未来を進んでいくのかは誰にも分かりませんが、この考察を読んで少しでも楽曲の楽しさとか、深みとか、なんかこの先も応援したいなっていう気持ちが伝われば、ファンとしてとても幸せなことだと思っています。

 

これからも一緒にDIALOGUE+を応援していきましょう〜〜!!

「DIALOGUE+1」も沢山聴きましょう〜〜〜〜!!!

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ここまで本当にお疲れ様でした!!!(僕が)

 

 

 

あとがき②

 

※これ以降は一切楽曲について言及しません。興味のない方は、また次回お会いしましょう。

 

え〜〜、本当に長々とお読みいただきありがとうございます。

もし、このブログで僕の話に興味を持っていただけたなら、もう少しの間だけお付き合いください。

 

今回このブログで伝えたかったことは、あとがき①でも述べましたが、決して僕の考えが凄いとかではなくて、僕が感じ取ったこの曲のメッセージを皆さんに伝えたかったからです。

 

僕の考察では、彼女たちが次のステージに行くためには知ることが大事だと書きました。

 

知ることというのは、言わずもがな彼女達の頑張りなどもそうですが、もう一つは音楽プロデューサーのスタンスも含まれていると思います。

 

皆さんも、これまで様々な活動を見てきて、なんとなく彼がどういうライブを好むかというのは分かりますよね。

でも、僕は一つちょっとした勘違いがある気がしています。

 

ZOOM放送やTwitterの宣伝文句で、「MCなし」や「曲間」の話がよく挙がりますが、それはあくまでライブを構成する一つの要素でしかなくて、スタンスではないと個人的には思ってるんです。 

 

彼の本業バンドのライブを見ればわかるのですが

「MCが少ないから凄い」とか「曲間が短いから凄い」

という理由じゃなくて、その要素たちが一つずつ合わさって最終的に「凄いライブだった」っていう本質に辿り着きます。

本当はもっと本能的なものなんですよ。

 

つまり何が言いたいかというと、今まで自分が培ってきたオタク文化とは異なる新しい要素を自分のマインドに取り入れて消化するのではなく、一種の物珍しい異文化的なパフォーマンスだと捉えている間はずっと、彼のマインドとは平行線だということです。

 

だから極論「MC沢山やってほしい」とか「ペンライト切り替える時間がほしい」とか、思ってても良いと思うんですよね。

 

思ってたとしても、「じゃあ少ないMCでも精一杯聞き漏らさないようにしよう」とか「そもそもペンライトってずっと振ってなきゃいけないんだっけ?」とか「曲のこのタイミングなら自由だな」とかライブについてもっと自分らしく考えられれば、そっちの方がよっぽど本能的です。

 

彼の言う自由な楽しみ方って多分こういうことで、本来はライブの楽しさを伝えたかっただけのはずが、彼の意見が神格化されすぎた結果、その意見を取り入れて自分なりに解釈することをファン側が辞めている現状に危うさをずっと感じていました。

 

これによって、それぞれのライブを重んじて楽しむための行動とか雰囲気が全く伴ってないのに"何故か裏側だけ知ってるファン"が出来上がっていて、それを知らない人達が会場で叫んだりするんですよ。

 

本業バンドがライブ前にZOOMやってマインド伝えてるかって言ったら、そんな訳なくて、一人一人が自分の解釈で楽しむっていう空間が出来てるから、新しく来た人もそれを察して場の雰囲気が壊れることはありません。

 

別に誰が悪いとか、現状が間違ってるなんて本当に1ミリも思ってないのですが、運営から供給過多なプレゼントをただ受け取ってるだけで、それを振りかざし続けても、きっと未来の新しいステージには寄り添えないんです。

 

多分、借り物のマインドじゃファン側もこの先エネルギー切れを起こすと思いますしね。

 

その結果

「なんかモチベーションが上がらない」

なんて言い始めたら、誰も得しない結果じゃないですか。

 

だから言葉で教えられたライブ観じゃなくて、自分が本気で楽しむ為にはどうしたら良いのかをちゃんと考えて、その上でDIALOGUE+のライブと向き合うことで、ようやく彼と同じ本筋に乗っかれる気がします。

 

もちろん、擦り合わせるには時間がかかると思いますけど……

皆さんと逆の立場だった僕の場合、本業バンドを10年以上追いかけてきたマインドからオタク文化を許容出来るまで、年単位の時間を掛けました。

 

一人で悩んでた僕からすれば、このブログは皆さんへのドーピングみたいなものです。

 

その過程を経て、それぞれのアーティストの本筋に乗っかれば、共犯関係が結ばれて、あとはただ楽しいだけの時間が待っていると思いますし、きっとどんなアーティストも平等にそれぞれの良さを見つけることができるようになります。

とにかく、まずは自分の本能与えられたライブ観を擦り合わせて、自分だけの関係を築くこと。

 

モチベーションなんていう謎の心構えがなくても、関係が崩れず本気で今が楽しければこの先もライブ行くんですよ。

 

どうしようもないくらい好きになってね」なんてよく言ったものです。

 

はい。

これが僕の考える「君に知って欲しい」に含まれたメッセージであり、「一緒に行こうよ」と言って向かう先の新しいステージでした。

 

全員が自由に楽しめるステージが完成することを願っています。

 

 

ということで

 

人生で一番偉そう&目立とうとしましたね。

もう二度とこんなことはしませんよ、うう〜。

 

次回からは相変わらずコソコソやっていきますので、小物語を引き続きよろしくお願いいたします。

 

(後編も鋭意続行止まるなよ)

 

それでは、また。