小物語

思ったことを無責任につらつらと。

THE KEBABSがやってきた

どうも、さなぎです。

 

今回は5/1 THE KEBABSのライブに行った話だよ。

 

THE KEBABSってナニモンだよって人がほとんどだと思うので軽く説明すると

 

a flood of circleっていうバンドでギタボをしてる佐々木亮介(Vo&Gt)

よく声優アーティストのバックバンドをしている新井弘毅(Gt)

UNISON SQUARE GARDENっていうマイナーバンドの田淵智也(Ba)

皆さんお馴染みキングこと 鈴木浩之(Dr)

 

の4人で結成したバンドである。

 

ぶっちゃけた話をすると、軽いノリで作られた息抜きバンド(?)だ。タイトルや歌詞がふざけた曲ばかりで本当に好き勝手に音楽やりたいだけのおじさん集団って感じ。

 

そんなの見に行って何が楽しいんだよ。

 

って思っていた。

 

いや、正直な話、田淵智也が関わってる楽曲を生で聴けるしラッキーってレベルだった。楽しみとかそういう感覚じゃなかった。

 

期待なんてしてなかったのである。

 

ところがどっこい、ライブが終わった瞬間

 

「何だったんだ今のは」

 

僕の頭にこの言葉がよぎった。

 

嵐のように始まったライブはバチバチと大きな音を立てながら周りを巻き込んでいき、あっという間に過ぎ去っていったのだ。

 

曲も歌詞も、ひたすらにくだらない。ダサい、ダサすぎた。

 

ただ、最高にカッコ良かったのである。

 

めちゃくちゃダサい曲でも逆に振り切ってしまえばカッコよくなってしまうんだなと初めて分かった。

 

味濃いし具材もブツ切りなのに美味しいって感じてしまうような、男臭い料理を食べてる気分だった。病み付きだ。

 

まさにケバブ

 

美味いことを言った。

 

1つ断っておくと、ちゃんとしたCDはまだ出していない。つまりライブでやったほとんどの曲は全員知らないのである。それでも会場は荒れに荒れていた。

 

この曲が聴きたかった、これを待っていた。

 

そんなものは一切ない。みんな初めてだ。

 

イかれてる。

 

それを可能にしているのもあいつらの演奏技術があってこそだ。

 

実力があるからこそ、音楽で遊ぶことが出来る。

 

勿論、見ている僕たちはとても楽しかったけど、それよりも目の前で好き勝手音楽を鳴らしてるおじさん達が一番楽しそうだったのが腹立つ。

 

あいつら本当に自由に演奏してるし、曲はダサいし、歌詞も意味不明なのに狂ったように身体が反応してしまう。音が揺さぶってくるのだ。

 

そう考えたら、曲の予習とか、どの場所から聴くかとか、ノリ方とかどうでも良くなってしまはないか?

 

ただ曲を聴くだけ。周りなんて関係ない。

 

そう思えるレベルの演奏だからこその話だけどね。

 

本当にイカした奴らだ。

 

僕はあの変なおじさん達の虜になってしまった。

 

これからもあいつらの息抜きを気ままに覗きたい。

 

そんな気分になった。

 

それでは、また。