小物語

思ったことを無責任につらつらと。

「you are here」と僕の勘違い

どうも、さなぎです。

 

久々に内田真礼さんについてのブログを書く気がする。

今回は2ndミニアルバム「you are here」について触れていくよ。

 

曲に関しては発売してフルで聴いてからバッチバチに感想書くので、とりあえず今はタイトルとかコンセプトについて整理していこうと思う。

 

まず、タイトルは直訳で「あなたはここにいます。」

 

もしこの言葉が内田真礼からファンに向けての言葉だとしたら、ファンはすぐさま「僕はここにいてもいいんだ!」って世界の中心でアイを叫んで「おめでとう!」と周りから拍手されるかもしれない。(エヴァ見てない人多そうだけど言いたかったんだ、ごめんね)

 

逆にファンから内田真礼への言葉だとしたら「僕らの星なんだ」と崇め奉る声に聞こえるだろう。

 

ちょっと分かりづらいので簡単に言うと、お互いの存在を証明する言葉だと思ったんだ。

5周年という節目に今一度お互いの存在確認をすることで、関係性をハッキリさせる的なコンセプトなんじゃないかなと。

 

このザックリとした考えが合ってるかどうかはさて置き、9/10に発売された声優グランプリではこのタイトルについて「現在地」という意味がある事を本人が明かしていた。

 

今いる場所から進むべき方向が無限に広がっている、とこれまた"内田真礼らしい"コンセプトだなと思ったんだけど、この書き方からお察しの通り「またか」というのが正直な感想であった。

 

何度もこのブログでは書いているが、内田真礼の未来が未知数であり、底がないという想いは今までも散々クリエイター陣が曲に注ぎ込んでおり、インタビューやらなんやらでも語り尽くされている。

そう、内田真礼が凄いってことは全人類もう分かり切ってる事実なのだ。

 

勿論、不満があるわけではない。だが、例えるならジャンプ主人公が新技の修行中にコツを掴み始めて「俺はまだ強くなれる…!」って言ってる回を永遠と読んでる感じ。

「知ってる!お前は強いよ!才能あるよ!!だから早く新技を披露してくれよ!!」ってなるやつだ。

 

単純に僕がせっかちなのもあるけど、要はその無限の可能性の中身の提示をずっと待たされている気分になるのだ。「こういう歌も歌っちゃうんですよ〜」みたいな風変わりな曲もあるけど、その「コンセプトで攻めているか」と問われれば微妙ではある。うーん、待ち遠しいばかりだ。

 

 

と、少し不満足そうな意見を書いたが、実はここから話が一転する。

 

じゃあ逆に今まで「現在地のみ」を表す曲ってあった?

 

勿論、先に述べた通り、未来が無限に広がっていることは何度も言われているが、のことだけをコンセプトにしているのはあまり思い浮かばない。

ここでハッとしたのが、前回のミニアルバム「Drive-in Theater」だ。このミニアルバムはモロ「現在」を表していた。そして、今回のミニアルバムが「現在地」。

フルアルバムでは散々言っているように、未来を意識した曲が詰まっている。なるほどそういう差別化がされているのか!と。

 

未来(1stフル)→現在(1stミニ)→未来(2ndフル)→現在(2ndミニ)

 

アルバムの発売を時系列で見るとこういう図式になる。

 

ここから分かることは、二番目の未来つまりは「Magic Hour」は前の「現在(Drive-in Theater)」を経てのお話だということ。そして、その未来の行く末が今回の「現在地」になる。アルバムはこれの繰り返しなのかもしれない。

 

あれ、内田真礼って未来のことばかり話してるから気が付かなかったけど、確かに"ずっとそこにいたわけじゃないよな"ということに気付かされたのだ。

そりゃそうだ、散々内田真礼の伸び代を語っておいて、ただ伸びるのを待っていたわけじゃないだろう。色々挑戦してきたのだ。

実際は「もう伸びている」。でも更に「伸び代がある」ということなのかもしれない。

 

これが僕の勘違いであった。

 

いやお前何様?

 

っていう意見は受け付けませーん。いえーい。

 

成長は彼女の生き様が証明してくれる。それに、散々コンセプトと言っているが、ぶっちゃけ女性声優のアーティスト活動が急速に増える昨今において「一つ一つにコンセプトを求めて売り出す」という行為はやや難しいにも関わらず、それを貫いているプロデューサーや真礼チームには大変恐れ入る。

愛情込めて作られている感が伝わってくるのもその証拠だ。

クリエイター陣が力を入れて彼女に曲を提供することや、プロデュースの仕方など彼女を取り巻く全ての人たちは最高にカッコイイし、その原動力となるのはやはり内田真礼の人柄だろう。こんな幸せなサイクルが当たり前のように回っているのは彼女のエネルギーがあってこそだ。

 

もう未来に期待するという行為は必要なくて、一緒にいれば気が付いたらそこは輝かしい未来。

 

勿論、それは時間の流れがあるから当たり前なんだけど、そうではなくて明確な「成長の印」とも呼ぶべき曲は必要ないということだ。例えば、大人っぽいとか昭和チックとか、そういうのがなくても成長してるよってちゃんと分かるようなシステムになってるんだね。

 

とは言いつつも、ミニアルバムそして10枚目のシングルには大変期待している。この期待は成長云々の話ではなく、クオリティとしての話だ。やっぱ楽曲カッコイイよ。

 

 

 

「現在地」は言わば定期報告所。成長した内田真礼の今。

今を更新していけば未来が見えてくる。「思い出の更新」は未来へ進むための手段だったんだね。

 

 

さて、今回はここまで。

タイトルだけでもこんなに話が広がるなんて発売日がワクワクだ。時間があったらまた書くからよろしく。

 

そういえば全然関係ないけど、僕の好きだったバンドが解散してしまったよ。

終わらないって本当に凄いことなんだよね。甘く楽しい時間が続く幸せを噛み締めながらこれからも適当に。

 

それでは、また。