どうも、さなぎです。
内田真礼 Zepp Tour 2019「we are here」が終わりました。
僕は全公演に参加し、この目で、耳で、というか全感覚でライブを体感することが出来ました。
そもそもツアーというのは その地域周辺に住んでいる人が見に行くもの という認識なので、わざわざ遠征するのはちょっと…と少し抵抗があったのも事実です。
しかし今回は名盤(いつもだけど)「you are here」を引っ提げてのツアーということで、僕にとっては令和最大の革命ソング「共鳴レゾンデートル」を生で聴くチャンス!!!と張り切ってしまい、厳しいスケジュールの中、全公演参加に踏み切ることとなりました。
「共鳴レゾンデートル」を贔屓しているのかと言われれば否定は出来ません。僕にとってこの曲はとてつもなく大きな存在であり、どうしても生で聴きたいと思っていました。…詳しい話はまたどこかで。
さて、内田真礼さんのツアー自体は昨年のMagic Number Tour東京公演のみの参加だったので複数公演に参加したのは初めてのことです。
セトリ予想なんかもしちゃったりして、いや…めちゃくちゃ外したけど、とにかく楽しみで、最初の名古屋ではソワソワが止まりませんでした。事前にちょっとお酒を嗜んじゃったりして少し重鎮ぶりながら会場入りしたのは温かい目で見てください。
まあそんな感じで始まったツアーですが、まずは開幕SEの「Faded」について。
Fadedは 色褪せて消えていく といった意味があり「今 どこにいるの?」と曲中に何度も問いかけているように、大切な誰かが消えていく不安な気持ちを歌っています。大切なものが薄れていく、やがて消えていく、これが何を意味するのか。
考えたらゾワゾワしませんか?
お茶 on Twitter: "「さなぎによる田淵曲を100倍楽しく聴けるようにするキャスまとめ」第3弾です!! さなぎさん(@sanauti8910)との考察を読んでみてください!!😆… "
一つの案として、とりあえずリンクだけ貼っておきますね。
ワンマンライブには欠かせないOP映像もスタイリッシュでカッコ良さ重視、観客のボルテージを上げる起爆剤になってました。あの映像毎日見てえ〜〜〜
さあ、少しだけ曲のお話です。まず触れておかなければならないのがやはり2曲目の「Smiling Spiral」ですよね。
誰もが予想していなかったこのセトリは観客全員が腰を抜かしたことでしょう。
後に飲み会でこの話をして、2曲目が始まった瞬間を再現してみようという流れになったのですが、全員が全く同じ動きで腰を抜かしており、とても気持ち悪い空間になってしまったことがあったので、実際の会場はもっと気持ち悪かったと思います。
これ以上やられると真礼さんにとっても悪影響に成りかねないので控えてくださいね(もっとやれ)。
武道館の時もそうでしたが、1〜2曲目で勝ちに来るセトリというのは本当に楽しいですよね。今回のセトリ考えた人とお話がしてみたい。飲み会したい。ついでに奢ってください。
…セトリの話をしたら止まらなくなりそうなので中盤は割愛します。どこかで喋ることになると思うので興味ある人は僕のツイートを追っててください。9割クソツイですが。
後半のセトリに関しては記憶にございません。頭の中がからっぽカプセルになってお祭りしながら午前2時に踊りまくって飲めもしないコーヒー飲んでたら共鳴しました。以上です。
っていうのは冗談で、いや、本当に「ここを酸欠地帯とする!!!!」って絶叫しながらライブ見てましたね。
真礼さん自身も言っていたように、内田真礼ライブ史上最も熱い展開でした。
とにかく「セツナ Ring a Bell」の入りが良すぎる。悲しい曲でも切ない曲でもない、アツい感情そのものをぶん投げたような歌声が全身に響き渡っていた時間を僕は絶対に忘れません。というか名古屋公演でセツナが始まった瞬間が衝撃的すぎて、1ヶ月経っても鮮明に思い出されるんですけどこれどうにかなりませんか。
僕はセツナを聴きながら生まれてきたタイプの人間なので、この曲を聴けただけで幸せです。運営さん本当にありがとうございます。
そんでもって長めのイントロから始まる「共鳴レゾンデートル」がマジで神。この音源化を毎日楽しみにしながら生きていきます。人生まだまだ止まれない!!!
何でこんなにかっこいいんだかよく分かんないレベルなんですけど、何でこんなにかっこいいんですか(?) 分かりません。
シカゴ(Seasons come〜の略称)での合唱、僕は聴き専タイプなのでよく分かったんですが、流石に回を重ねるごとに声も大きくてハッキリしてましたね。真礼さんも嬉しかったんじゃないかな。
この曲の「生きている理由」って歌詞が初めて聴いた時からずっと引っかかっていて、舞台監督の槇さんもツイートでよく取り上げていたんですが、開幕SEの「Faded」から「生きる場所」や「存在価値」みたいなものとリンクしている気がしました。
真礼さんが「このツアーを通して何を伝えたいのか考えておいて」と言われたことを雑誌のインタビューで明かしていましたが、ここら辺からなんとなくぼんやりとその答えが分かった気がします。
はい。アンコールはバンドワゴンでバンド紹介。僕も黒須さんと一緒に「とどのつまりは〜」でくるくる回りました。ええ、スタンディングライブですよ。
そして今回のツアーで確実に株が上がったのはイマジュンで間違いなさそうです。キーボード弾いてる???って何度も思いましたが、楽しいのでOKです。
アンコール2曲目は日替わり。
レゾナント→久々に聴いたなぁって感心してたら終わった…
Agitato→まさかのアコースティック!!!って思ってたら終わった…
クロスファイア→流石に予想通りだわってドヤ顔してたら急に男の声が混じってきてびっくりしてたら終わった…
インターセクト→ZAQ曲来そう〜って言ってたら当たったのでイェーイって踊ってたら終わった…
コスモス→少し予想外だったので思い切りガッツポーズしたら隣のお友達に見られて恥ずかしかったけど盛大に飛び跳ねて踊ってたら終わった…
高鳴り→武道館のことを思い出して少し感傷に浸ってたら終わった…
ラストのふるふる、アニメのEDに使われていただけあって、どこか物語の終わりを告げるような感覚になりませんか。イントロを聴いた時に、最後がこの曲で良かったと納得した記憶があります。
「君が待っていてもいなくても 走るよ」
悲しい台詞なはずなのに前向きで"いつかまた会える日まで走り続ける"ような印象を受けます。
結局、消えてしまったものは何なのか、現在地とはどこで、ツアーの中で何を伝えようとしたのか。
推測しか出来ませんが、僕は"悲しみを背負うこと"が根底にあると思いました。
辛いことや悲しいことがあった時、何かを失った時、それでも自分には居場所があった。その喜びを伝えたかったんじゃないかなと。
MCで何度も言っていた「パワーを分け与えたい」という言葉。どうしてそこまで分け与えたいのか、と僕には少し疑問でした。
ただ改めて考えてみるのであれば、やはりファンへの感謝、愛情なのかなと。
おこがましいかも知れないですが、MCでの弱気な発言が目立った今回のツアーでは「ファンへすがる気持ち」と「ついてきてほしい」という両極端の気持ちが見受けられ、ファンとの支え合いの意識があると感じました。
ライブ会場全体が内田真礼とファンの共有財産のようなものだと考えると、私たちの現在地という表現には納得出来ますし、パワーを分け与えるという表現も内田真礼からエネルギーが減るのではなく、ファンのエネルギーは自分の物でもあると言わんばかりでした。
それに、東京公演1回目のMCで「声も出ないしさぁ…」と弱音を吐いたのが本当に衝撃で。これってやっぱり弱さを認めて貰いたいんじゃないかなって。
エネルギー、そして弱さの共有。
声が出ずにレコーディングが出来なかったことが悔しいとインタビューでも言っていましたが、人気声優と呼ばれアーティスト活動5年を迎えて尚そういう姿を赤裸々に語っていくこと。それは一見甘えているようで、弱さを見せるという覚悟が出来ている証拠だと思いました。
等身大の内田真礼とファンの現在地。そして、フロントマンとしてステージに立つ内田真礼の背負う責任と覚悟。
なんとなくぼんやりと、こんなことを想いながら最終公演のシカゴを聴いていました。
そして、大きな発表。横浜アリーナワンマンライブ。
内田真礼ファンならこの意味が分かるでしょう。発表の瞬間、僕の周りには3人の友人が居たのですが、皆揃って涙ぐみながら抱き合って喜びました。というか僕以外の3人は号泣に近かったです。
僕はライブ中に出来るだけ感情移入をしないようにしてるのでこういう時泣けないのは損かな〜って思ってるんですが、喜びを共有出来たのは素直に嬉しかったですね。
やっぱり共有っていいなぁ。
横アリについてはまた近くなったら話したいですね。
あ、あとは「共鳴レゾンデートル」後のMCで「共鳴を重ねるたびにみんなの顔が見えるようになった」って言ってた時があって(確か札幌公演)、ああ僕が考えた"共鳴"は間違いじゃなかったんじゃないかなぁと思いました。あの記事は本当によく出来ているのでまだ未読の方は序盤に貼ったリンクから飛んでいってくださいね。
はい、ということでこんな感じの体験記でした。
僕にはありがたいことに行動を共にしてくれる仲間がいます。
そして、その大切な仲間との出会いを作ってくれたのは内田真礼さんです。
僕に"居場所"をくれてありがとう。"生きている理由"をくれてありがとう。これからも宜しくお願いします。
それでは、また。