小物語

思ったことを無責任につらつらと。

手を振った(振ってない)人

どうも、さなぎです。

 

ツアー前半が終わったね。

 

セットリストの全体的な感想と、1曲目の思考プロセスについては前回のブログで。

新境地の話 - 小物語

 

さて、ここからは半分ぐらい妄想の話をしようかな。

 

札幌公演、実は最前ド真ん中を引いていた。

 

なんていうか、これは言い方にかなり困るんだけどさ、個人的に最前ド真ん中ってクソ嬉しいけど前からも後ろからもノリノリで動いてる姿を見られるのがめちゃくちゃ恥ずかしい…みたいな時ない?

ない了解。

 

えー、でもバンドでおじさんとガン飛ばし合ってるのとは訳が違うじゃないですか。

 

結果からしたら、初日の大阪でそこそこ前方の通路席を引いた時は、1週間以上身体をぶっ壊したことを考えると、今回は脳内で色々セーブしていたのかもしれない。

首は大事にした方が良いし、コルセットは巻かない方が良い。本当に。

 

とは言ったものの、ライブが最高だったこと、Zepp札幌のクソ近い席で見れたっていうとても幸運なことには変わりがないので、この景色は流石に日記に残した方が良いかな、ということでね。

 

🐶

 

開幕、一人ずつ自己紹介して定位置に着く。

ラーメンがどうの言った後に下手へ移ったとき、その姿を追っていると、ふと真ん中を見た彼女と目線が合った。

「あ、」みたいな顔…までは行かないけど、ざっと見回した後に照準が合う瞬間っていうか、視線で分かる感覚。

そしてすぐさま視線を逸らすのがとても彼女らしい。

 

そう……これは…………

うちやまあるあるの一つ…

 

イベントやライブの公演中は一人のファンと目が合った時にすぐ逸らす。(周辺を見渡したり、終わって捌ける前に見るやつはある)

 

ラジオでもファン一人を取り上げ過ぎないところとかね、多分めっちゃ気を付けてるんだろうな〜と、昔から思っている。あと人見知りもありそう。

個別会で半年ぶりに顔見てすぐ「髪伸びたね」って言ってくるほどファンの顔を覚えてるくせにイベント中は目を逸らすの、愛らしくない?愛らしいよね。ツンデレなのかな。いいよね。

 

僕も他人と目合わせるの苦手だし、お互いの利害が一致してるのが尚面白い。

 

ということで、

 

 

ライブが終わるまでめっちゃくちゃ顔見ちゃった。

 

 

これは、相手が視線を合わせてこない事が分かっているからこそ出来るハメ技である。(言い方)

 

いやぁ、ずっと見ていて気付いたことが一つあって、めっちゃお顔が良い、ということ。

横顔とか、ただ一点を見つめて集中してるところとか、ちょっと自然体で笑ってるところとか。こんな人と電車とかで乗り合わせたらどうしようって思ってた、ライブ中に。

 

ってのはまあ半分冗談で〜〜

 

激しくても息を切らしてる素振りを見せないところとか、ステージの横で胸に手を当てながら給水して気合い入れ直してるところとか。

彼女の根性には、本当に驚かされる。

 

僕は今まで、彼女を

"どちらかというと憑依型"

だと評していて、沢山の練習を踏まえた上で、何かを背負うことで更にそれ以上の力が発揮されると思っていたんだけど、

最近はそれに加えて少し俯瞰で見えてる部分が多いのかなと感じる時があるし、そのスイッチングがめちゃくちゃ上手い。

だから、バッチリキメる表情と何かが降りて来たような優しい表情の二面性を多く感じることが出来るんだろうなと。

 

その上で1/8(ハチブンノイチ)としての役割もちゃんと果たしていて、なんか今は本当の意味で"一人じゃない"って自覚出来てるんだろうな。

 

 

いや〜〜〜、指先をピンと張るんだけど小指だけピョコって曲がるところチャーミングすぎ〜〜〜〜!!!(真面目な雰囲気を刈り取り)

 

あと、普通に彼女がMCでやかの方を向いてる時に、口元抑えて笑ったら視界に僕が入って「あああ見ちゃった!!」みたいな感じになるの面白かったです。(真面目な雰囲気を刈り取り2)

 

 

それにしても、急に全体的な感想になるけど、ステージを近くで見ると全員の迫力とか、動きの一つ一つが"高画質"で見れるのでエグいよね〜〜。

目の前で屈まれるとほぼ目線一緒で、めっちゃくちゃ近い。近いんです。

もう必死にやってることだけじゃない、クオリティの向上という意味での彼女たちの頑張りを これからもしっかり見ていきたいね。

 

 

はい、という感じで……

 

そんなことを考えながら、デネブとスピカとかいう歴史的大名曲が終わり、一旦みんなが捌けるとき、僕は脳が揺れているので大体ボケーっとしちゃっていた。

目の前にはまだ数人が残っていて、先に彼女が周りに手を振りながら去っていくのを見届けていると、真ん中のメンバーと被らないように、そのまま重心を落として「ありがとう〜」と言いながら手を振って来た。

突然の出来事に身体が硬直する。

 

僕は今まで能動的に手を振ったことがなかったので、逆に手を振られるということもなかったわけで。

じゃあ目の前で振られたらどうするんですか、と。問題ですデデン!と。

 

ハイテンションかつ脳が揺れながらも思考を巡らせ迷った僕は、いえーいって片目を瞑りながら軽く手を挙げて反応した。

その奇行にハッと気付いた彼女は、もう一度笑って更に手を振り続けた。

 

 

 

……いやこれは手振ってないよね!?!?!!?!!!!?!!!!?!!?!!

 

 

備忘

 

 

それでは、また。