小物語

思ったことを無責任につらつらと。

3分間で読める話。

どうも、さなぎです。

 

世の中、やっちゃいけないことばかりだ。

 

例えば君は信号無視した大人を警察に通報するか?

 

興味ないジャンルの画像や音楽の違法アップロードを報告するか?

 

もちろん、すれば良いと思う。それは正義だ。君に裁く権利はないが、正義を貫くことは出来る。

 

さて

 

どうせ、自分の目に見えている範囲のことだけ文句を言うことに対しての説教だろ。

 

察しの良い人はそう思うかもしれない。

 

残念、的外れだ。

 

ここからが本題。

 

今日も日本のどこかでチケットは転売されてるし、限定画像のアップはされてる。

 

信号無視は老若男女徒歩自転車自動車問わずされてて未成年の大学生は酒飲んでる。

 

これが、現実。

 

正義のヒーローは1人じゃ足りない。

 

でも君たち全員がヒーローになれるわけじゃない。胸を張ってその資格があると言えるか?

 

君たちは何者だ?

 

悪いことは許せない、でも君にとっての悪いことは誰かにとっての良いことかもしれない。そこに法的なジャッジは関係ない。だってそうだろう。悪口を言われた時、その"悪"は法的じゃない。

 

本来、法がジャッジする立場なら、君のジャッジは何だ。

 

それは君から見た善悪の判断に過ぎない。

 

君の中の正義は君の中の"法"では正しいかもしれない。

 

だがSNSに放った君の価値観はどうだ。

 

皆が君の"法"を知っているわけじゃない。教科書には載っていない。

 

大抵の「許せない」は君の"法"を犯した者ばかりだ。

 

つまり

 

法を犯した者<自分の中の法を犯した者

 

裁くのは誰だ。君しかいないだろう。

 

これが現代でいう「叩く」という行為だ。

 

誰かに文句を言うということはそういうことだ。

 

一体君はどこまで偉い?君の教科書閲覧が義務教育になって世間に知れ渡ってるか?

 

許せないなんて簡単に言うなよ。

 

はっきり言って、君がどうこう出来ることなんて微塵もない。

 

君は偉くない。神様の視点で見た君は果たして本当に正しいかも分からない。

 

もし僕の言ってることが分かるなら、君自身が自然と「君の中の"法"を裁く者」から離れることが出来るだろう。

 

離れることが出来た時、本当の無関心が訪れる。無視じゃない。容認して何も感じないということだ。話題にさえなることもない。

 

ヒーローにならなくても良いんじゃないかな。

 

胸のタイマーなんて気にせずに3分以上かけて読んでくれていいよ。

 

ヒーローは元々足りないんだよ、君が事あるごとに立ち上がる必要なんてない。じゃないと髪の毛までも足りなくなるよ。

 

おじさんは今日も君に無関心だ。君の正義に従った馴れ合いに興味がないからね。

 

それでは、また。