どうも、さなぎです。
こないだは"声優アーティスト"という視点から内田真礼の活動について語ったが、今回はライブパフォーマンスについて僕の考えを書いていこうと思う。
ライブパフォーマンスといってもバット振ったりポイ回したり…ということではなくて、正確にはライブ中の雰囲気みたいなものだ。
ライブを重ねるごとに変わっていく真礼さんの気持ちや表情について語っていこう。
🍵
長ったらしく前置きを書いてもどうせ読まれないと思うので、早速本題に入る。
最近の内田真礼さん、ライブに余裕が生まれて見てるこっちとしても非常に心地が良い感じになってませんか?
ということです。具体的に話していこう。
ここからは過去のライブの話を含むんだけど、ちなみに僕が生で見たのはMNツアーからなのでそれ以前は円盤での印象になるので悪しからず。
さて、真礼さんの歌っている姿について、1stではモロに緊張が見られたが、2nd〜MNツアーのステージ上ではそこまで緊張というのは見られなかった。
しかし、2ndは初めての大掛かりなパフォーマンス、ISでは演出やダンスにバリエーションが増え、MNツアーではそれらをこなしながら増えていく複雑な曲たちを全て歌い切る必要があった。
当たり前のことで、ライブ中に余裕がある訳がない。
見てるこっちが大変そうだ…と思ってしまうようなことばかりだし、ライブのチャンスは1年に1度しかない。そのプレッシャーは相当なものだろう。
ただ、それは彼女が常に挑戦し続けたということでもある。
そして、それを乗り越えてきた彼女が新たなステージへと到達した。
(アドリブ?で)感情を歌に乗せるという行為だ。
去年行われた1回目のFCライブの「Smiling Spiral」や武道館ライブの「take you take me BANDWAGON」では後半に感情が高ぶってシャウトに近い歌い上げを行なっていた。
また、先月行われた2回目のFCライブでは「だって私のバースデー!」の歌詞の一部を変えるというアドリブを披露していた。
これらのことから"ちゃんと歌を歌い切ってライブを成功させる"という気持ちから"ライブを楽しむ、楽しませたい"という気持ちが強く出ているように感じる。
我々ファンはアーティストのライブに行って"ライブが成功する"ということに対してあまり意識が向かない。成功して当然とさえ思っているだろう。誰も最初から最後まで祈って見ている人なんていない。
しかし声優アーティストというのはロックバンドと違って年に何度も何度もライブをする訳ではない。いつも違う会場、違う段取りで行われているのだ。
その見えないプレッシャーに打ち勝ち、彼女は「また来てくれるよね?」と笑顔で問いかけてくる。なんという精神力。
それに、ライブ中に「夢は叶う」とか「幸せになれる」とかそういう生易しい声を掛けるんじゃくて、歌で我々を元気付けてくれる。
だから僕は「内田真礼に会いにいくのではなく、内田真礼のライブを見にいくんだ」と、改めて思わせてくれるし、曲のアレンジや歌い方の変化など"今その瞬間にしか聴けない音楽"を届ける場所としてライブ作りがされていることがわかる。
武道館ライブで組まれた観客のテンションをコントロールするセットリストやFCライブのようにファンが聴きたい曲を取り入れるセットリストなど選曲にも工夫を施しており、アーティストとしてライブでの選択肢が広がり続けているのも非常に良い。
このように、今までのライブで培った経験が自信になって次のライブに活かされるという流れが出来上がっており、その自信がライブ中の余裕に繋がっているのだろう。
見ているこちら側からしても、気負いなく笑顔で歌っている姿は凄く心地が良い。やっぱりライブというのは無理に盛り上げようとしなくても楽しそうにしている姿を見るだけで自然と気分が上がってしまうんだなぁと思うわけだ。
早くライブに行きたいね。
🍵
ここまで長々と書いてきたが、別に内田真礼以外の声優アーティストがこれを出来ていないとは言ってないよ(ていうか知らないし)。
でも、少なくとも出来ているということ自体がとても凄いと思うんだ。いやぁ、内田真礼はマジで凄えよ。
ということで、今回はこの辺で。各ライブの感想やらなんやらはまた別の機会にでも。
そろそろ武道館の円盤が発売されるね。僕は真礼さんの表情を見ながら一人でニコニコしたいと思う。
あとはセトリね。あれほど完成されたセトリが今後出てくるのか怪しいレベルでやばかった。一旦通しで見てみてライブの流れを楽しんだ後、一曲ずつ細かく見ると楽しめそうだね。
まあ皆さんお好きなように。
ここまで読んでくれた物好きの皆さん本当にありがとう。是非君の想いも聞かせてほしいな。
それでは、また。